テレワークで仕事とプライベートがごちゃまぜになっていませんか?
昨年からテレワーク(在宅勤務)が続いている方が多いですね。そういう方が肩こりやら腰痛、頭痛に悩むようになってご来院されるケースが増えてきています。
もちろん自宅でずっと座りっぱなしでPC作業を長時間行うことや、通勤が無くなって運動不足になっていること、自宅の椅子がオフィスのようなちゃんとした椅子じゃない事などが原因として大きいのですが、自宅で仕事をすることにより、仕事とプライベートの区切りが曖昧になり、それによって自律神経が狂ってしまうこともあります。
自律神経については今回は詳しく書きませんが、簡単に説明すると「体のオン・オフのスイッチ」みたいなものです。
つまり仕事をしているときはオン、休んでいるときはオフ、というように本来は体のモードが勝手に切り替わるのですが、在宅勤務によってオンとオフの境目が曖昧になると、これがうまく切り替わらなくなってしまいます。
すると本来自律神経がオフに切り替わらなければならない時(体を休めなければならない時)も常にオンにスイッチが入ってしまったりして、夜寝れなくなったり、リラックスしたくても体が緊張してできなかったりします。つまり、休んでいるはずなのに体が休めなくなります。
私も自律神経がおかしくなった時がありました
私も体験したことがあります。この整体院を始めたときは今と違って普通の住宅用の部屋を店舗に改装して営業していました。
初めは徒歩0分だなんて喜んでいたのですが、最後のお客様が帰られた後の事務仕事を
「めんどくさいからご飯食べてからやろー」
「お風呂入ってからやろー」
「やっぱ明日やろー」
段々と仕事とプライベートの境目が混ざっていった事によって自律神経が狂っていき、体が常に緊張状態になっていしまい、ひどい肩こりや頭痛、ギックリ腰や寝違いなどを繰り返していました。本当にあの頃は色々と調子が悪かったです。
これではいけないと思い西大井に部屋を借りて職場と自宅を分けて強制的にオンとオフを作ったところ、間もなく体の調子も元に戻っていきました。
テレワーク中の皆さんも、このような生活になってきていませんか?もしなっていると思ったら、特にオフの時間を作るように意識しましょう。
ちゃんと仕事が終わってから食事をする、その日の仕事が終わったらもう明日まで仕事はしないなど、仕事とプライベートの時間をきっちり分けるようにしましょう。
自宅と職場が同じなので、いつでも仕事ができてしまうという状態が良くないんですね。
少し自分で意識しないと難しいですが、オンとオフをしっかり分けるだけでも結構体調は違ってきますので、皆さん少しずつでもやってみて下さいね。